ピチレモンとピチモ大好き

ピチレモンモデル出身で現在活躍している著名人はたくさんいます。たとえば、加藤あい、宮崎あおい、長澤まさみ、大沢あかね、栗山千明などがいます。しかしこれらのピチレモンモデル卒業生はみんなオーディション外でピチレモンモデルになっています。反対に、オーディションでピチレモンモデルになって卒業していった子たちのその後の活躍はあまり聞くことがありません。しかし近年になってオーディション組のピチレモン卒業生も少しずつ活躍するようになってきました。これはオーディション組が所属するタンバリンアーティスツの成長のおかげともいえるでしょう。アイドルグラビア誌やゲームショー、CSドラマやテレビCMなどにもオーディション組のピチレモン卒業生が起用されるようになりました。また、ヤフーを使ってのピチドラ配信はとても話題になりました。右手愛美、占部佑季、田中美月などが、その活躍するオーディション組のピチレモン卒業生として挙げられます。どうしても「ピチレモン出身の有名人」と謳われるのが、長澤まさみや大沢あかねなどのプロダクション組の卒業生になってしまいますが、これからはオーディション組も活躍が広がり、大物女優やタレントへなる可能性は大いにありますので、期待しましょう。

ピチレモンのモデルに、オーディションを受けずにもなることができます。「非オーディション組」と呼ばれており、芸能事務所に所属するタレントが、オーディションを受けず、ピチレモン編集部と直接契約し、ピチレモンモデルになるというものです。事務所からの申し出の場合も、編集部からの申し出の場合もあるようです。編集部側からオファーするのは、だいたいある程度知名度のあるモデルで、部数を稼ぐために表紙に起用したり、特集を組んだり、話題性を重視しています。事務所からのオファーは売り出したいモデルですので、オーディションを通すのとあまり変わらないでしょう。が、その後活躍するかはそのモデル次第といったところです。現在活躍するピチレモンモデル卒業生はほとんど非オーディション組です。長澤まさみ・加藤あい・宮崎あおいなどがそうです。また、現役のピチレモンモデルの非オーディション組には、加地千尋・安部エレナなどがいます。加地千尋は「新キッズウォー」の主役に抜擢されるなど、女優としても活躍しています。最近では一般応募のオーディション組も活躍の場が増えてきているので、ピチレモンモデルみんなの今後が楽しみですね。

ピチレモンの読者モデルオーディションは１次審査と２次審査があります。１次審査は書類審査です。オーディションの専用応募用紙はピチレモン本誌についています。これに必要事項を書いて、写真を２枚添付して応募します。記入事項は名前・生年月日・学校名・学年・身長・体重・スリーサイズ・自己PRなどです。しかし、オーディションの応募が毎回3500通以上あるので、一番重要なのは写真でしょう。そしてオーディションの１次審査を通ると、次は２次審査です。オーディションの２次審査はカメラテストと集団面接と個人面接となっています。プロにメークしてもらい、スタイリストさんに衣装を選んでもらい、実際にピチレモンの撮影を担当しているカメラマンさんに撮影してもらう試験 です。実技試験として、ピチレモンのモデル適性が見られます。言われたことを的確にこなし、笑顔や表情をどれだけ出せるかがポイントとなっています。そして、集団面接では、大きな部屋に１次審査合格者全員が横一列に並び、向かって審査員が座り、一人ずつ質問され、みんなの前で答えるといった形です。個人面接は、条件確認・事情確認といった感じで、家庭状況から、編集部までの交通手段、もし合格したときの保護者連絡など予定確認、事務的なものが中心です。そしてこの２次審査を通れば、晴れてピチレモン本誌に載ることができます。

雑誌「ピチレモン」のモデルは、既に事務所に所属しているモデルが事務所の斡旋によりピチレモン専属モデルになるか、読者オーディションで受賞し、ピチレモン専属モデルになるか、のどちらかです。ピチレモン読者オーディションは、年１回（2005年までは年２回）開催され、グランプリと準グランプリが選ばれます。グランプリは「読者モデル」、準グランプリは「ピチフレンド」となり、グランプリは少なくとも１年間、準グランプリは少なくとも１回、ピチレモン紙面への掲載が約束されます。ここで注意しなければならないのは、オーディションで受賞しても、すぐにピチレモン専属モデルになれるわけではなりません。１年間読者モデル・ピチフレンドとして登場し、１年経った地点で本契約となります。グランプリはほぼそのまま専属モデルとなっていますが、準グランプリはそれまでの実績と反響から判断が下るようです。しかし、2007年のオーディションからはグランプリと準グランプリの区別がなくなり、合格者全員が毎月登場しています。オーディションの倍率ですが、毎年厳しくなっていて、過去は約3000人の応募から４、５人の合格者でしたが、2006年は約4500人の応募から３人の合格者と狭き門となっています。

ピチレモンの読者モデルオーディションは一般の女の子だけではなく、事務所などに既に所属している子も応募できます。そして、毎回必ず、一人から数人は事務所組が合格しています。読者モデルオーディションと聞くと、ピチレモンの読者である一般の女の子が、憧れのモデルを目指すといったように思いますが、ピチレモンの場合は違うようです。ちなみに「ニコラ」の読者モデルオーディションは一般の女の子に限定しています。ピチレモンの読者オーディションの場合、事務所組は事務所の完全なるバックアップのもとに応募するので、かなり有利と言えるでしょう。事務所にとっては売り出し中のタレントがローティーンに大人気の「ピチレモン」の専属モデルとなれば、そのモデルの人気もあがるでしょうし、事務所の宣伝効果にもなります。事務所組は１次審査に必要な写真もプロカメラマンを使用し撮影できますし、過去に応募の経験があるでしょうから、ある程度ピチレモンのオーディションに対する知識があります。かなり一般の女の子より有利なのは間違いありません。現に、ある年は合格者３人ともが事務所組だったことがありました。せっかくの読者モデルオーディションなので、もっと一般の女の子に夢を与えるオーディションをしてもいいのではないでしょうか。